応用として

ノエイン もうひとりの君へから見る、並行世界について知る

パラレルワールドの可能性

ではここでアニメなどで利用されているパラレルワールドの使い方について考えるとしよう。ノエインの場合、あらゆる分岐の後藤ユウが今は無き幼馴染であるハルカを求めて、彼女を求めて争う自分同士の戦いが表現されている。この展開についてはよくあるといってもいいでしょう、ただまさかの主人公の1人が全ての元凶を生み出していたというのはあまりないかもしれない。それも最終的に一人の少女、現代の時間軸ではまだ小学6年生の女の子1人を奪い合うというから少し考えたくはないシチュエーションでしょう。いくら全ての時間軸のユウとはいえ、現代のユウとは違って15年後の良い年をした青年が粘着質過ぎるのではないかと見られてしまいます。現実でしたら間違いなく変質者として通報されること間違いなしですが。

パラレルワールドの用いられ方はメディアによって様々だ、中には本来あるはずの歴史とは全く違った形に展開する人もおり、その発想に驚かされる人も多いだろう。そこで、パラレルワールドという並行世界を作品に用いるとした場合に、現在ではどのような方向に用いられる傾向が今は多いのかを、考えてみよう。

未来に焦点が絞られるパラレルワールド

使い方を考える

現実世界を基準とした考え方

ノエインの場合、パラレルワールドは全て未来に焦点を絞っている。恐らく大半の作品でそれが用いられていると思いますが、未来ではなく『現代』に当てたパラレルワールドを用いるやり方もある。一番わかり易い例として取り上げるなら、『リアル鬼ごっこ』という作品についてだ。

すでに劇場映画が何本と無く制作されていますが、その第一作では主人公が不良との喧嘩に巻き込まれてその逃走中に、気づけば自分がいるはずの現代ではない現代へ飛んでしまうという内容担っている。向かった先では『佐藤』の苗字が付く人を捕まえるという、日本の王様がしいたゲームの真っ最中に巻き込まれてしまうわけですが、別の世界への飛び方が正直びっくりするくらい簡単すぎだろうとおもってしまう。

主人公にしかない次元の壁を超える能力だと言及されていますが、別の世界への飛び方ももう少しやり方があったのではないかと突っ込みを入れたくなる。物語ラストではそれに相応しい飛び方をしているのが何だか物悲しくなりますが、パラレルワールドが一番の主題になっている作品と言えるでしょう。

史実を元にした考え方

パラレルワールドは何も現代ではなく、あったかもしれないという可能性、またありえない世界を構築するときにも多く用いられる場合がある。その良い例が、史実を用いた時だ。その中でもよく題材として使われるのが、三国志や戦国時代などの武将たちが時代を超えてコラボする作品が幾つもあります。それこそ『戦国BASARA』のような珍妙な戦国の乱世が描かれている場合もあれば、中には三国志に登場する有名な猛将たちを全員女体化している『恋姫夢想』などもある。正直女体化の発想については考えもしなかったが、独特といえば独特だ。

ただ無限の可能性が広がると考えるなら、それも有り得る話といえるでしょう。中にははっきりとした性別が不明とされている偉人もいるため、そうした情報が想像力を駆り立てられるのだと思います。斬新といえば斬新ですが、往年のファンにすればあまりにも突拍子もない話についていけないと感じる人も少なくはないでしょう。

時間を逆行していく考え方

またこんな考え方もある、主人公かもしくはそれに関係する特定の人間が1人、時間を遡っていくことで数多ある可能性の中から最良とする未来を導き出そうとする『時間逆行』も用いられることがある。近年でいうところ、この作品は何かと物議をかもした作品がテーマとして取り上げているわけですが、可能性を模索する作業は決して楽ではありません。時間の逆行で得られる答えが必ずしも本人が望む結末を得られるとは限らない、これは大きなリスクといえるでしょう。それを求めるために何度となく繰り返していけば、当然肉体的にも精神的にも疲弊していきます。

そう考えればノエインのパラレルワールドで、時間逆行してハルカを取り込んで時空をすべて統合してしまえばいいといった、そんな危険な思想へと繋がる恐れもある。実際に用いるとなったら、使い方が誤れない使い方かもしれない。

斬新な使われ方がされる

ここで紹介したパラレルワールドの使われ方については、度々見かけることがあると感じる人が多いでしょう。何だかんだでパラレルワールドというのは多くのアニメや漫画の作品で応用され、実写映画にと色々な方向で利用できる。ただ使い方を間違えれば世界観で矛盾をもたらす可能性もあるため、利用するためには色々と考える必要がありそうだ。